【キャンプの献立2】二人でも鉄板焼き。野菜焼きに厚切りタン、特上ハラミ。酒のおともは鱈と海老のアヒージョ!残った油は締めのアサリのスープリゾットへ変化します。

今回は2人キャンプになります。鉄板焼きとお酒の時間と2部に分けて考えました。

二人でも鉄板焼き、そのあとは焚き火の前に移動してお酒とアヒージョを楽しみます。

今回は2人キャンプになります。食材の量は単純に倍になりますが、作る手間は1人とさほど変わりません。今回のキャンプ飯は前回同様、鉄板焼きスタイルで考えていきます。

今回の献立はこちら

【1日目】
本日の塩焼肉-特選厚切りタン
箸休め-野菜焼き
本日のタレ焼肉-和牛の特上ハラミ
本日の海鮮-牡蠣とバターとしょうゆ

夜のつまみ-タラとエビのアヒージョ
締め-クラムチャウダー風アサリのスープリゾット
Drink-翠ソーダ缶、ダバダ火振りのお湯割り

【2日目】
朝食1-ベーコンエッグトースト

特選厚切りタン

設営後の乾杯が終われば、鉄板を温めます。今回は最初からタン。オーストラリア産のタンの中でも付け根の方、脂肪ののった柔らかい「タン元」を厚切りにカットしたものになります。今回お肉はジップロックに入れて持ってきており、味付けは調味料を入れて揉み込むスタイルにしました。衛生面を考慮してなるべく肉には触れないようにします。

野菜焼き〜とうもろこしとピーマン

今回鉄板焼きのメインは厚切りタンと特上ハラミの2種類のお肉になりますが、間に野菜焼きを挟みます。満足感に波を作るように意識してメニューを決めていきます。コースのように流れを意識した献立では、どこがメインかをはっきりと決めてそこに感動を合わせるようにしています。美味しいものが続くだけでは飽きますしね。

あとは時間の調整の役割もありまして、今回全体で見るとそんなに量は多くないんですが時間をかけてゆっくり食べることによって満腹感を感じるようになっています。

和牛の特上ハラミ(タレ焼肉)

今回の鉄板焼き、メイン2品目は和牛の特上ハラミになります。ハラミ特有のプツプツと途切れるような食感に加えて、しっかりとサシの入ったハラミは口に入れた瞬間の滑らかさが素晴らしいですね。味付けはタンと同じように、ジップロックに入れてタレを揉み込みます。


やっぱりタレ焼肉と食べたいのはライス。事前に炊いておきます。口に広がる和牛の脂の香りと旨味、キャンプ場で炊いたご飯。最高です。

後ほど締めのリゾットでライスを使うので、多めに炊いて残しておきます。時間が経つと固くなってしまいますが、リゾットにするので問題ありません。蓋つきのクッカーの中に入れておきます。

牡蠣とバターと醤油

前回に引き続き、牡蠣も持って行きました。牡蠣と鉄板焼きは相性が良いのでおすすめ。しっかりと火が通るうえ、バター醤油など味付けがしやすいです。ただし、屋外の調理では牡蠣は生肉以上に注意が必要で、食中毒を防ぐために気をつけなければいけないことがたくさんあります。食中毒の危険性をしっかりと理解したうえでキャンプでの調理を楽しみましょう。

タラとエビのアヒージョ

時間は18時過ぎ、火が落ちてきたので焚き火の前に移動します。鉄板焼きメインの時間のあとはお酒を楽しむために、アヒージョを作りました。アヒージョはスキレットを使うことが多いですが、今回はクッカーで簡単に。オリーブオイルと塩、チューブのニンニクでベースを作ります。使う食材は事前に決めておいて、カットが必要なものはカットしてまとめてジップロックに入れて持ってきています。

  • ブロッコリー
  • しいたけ
  • 鱈の切り身(小さくカットして)
  • エビ

締めにはクラムチャウダー風アサリのスープリゾット

アヒージョの余ったオイルは具材の旨味が凝縮されていて非常に美味しいのですが、皆さんどうしてるんでしょう。実は前から気になっていまして。バゲットと食べる方や、パスタにされる方もいらっしゃいますよね。僕もパッと思いつくのはこの2つでしたが、アヒージョ自体色んな具材でバリエーション豊かに楽しめる料理ですし、そのオイルを使った料理のレパートリーも増やせないかと思い考えてみました。そこで考えたのは、アヒージョは塩気と濃い味でお酒と楽しめる料理ですので締めのご飯ものにリメイクできないかなと。


今回はスープリゾットにしてみました。余り物の食材をアヒージョのオイルで炒めて、牛乳とコンソメでクラムチャウダー風のリゾットに変えていきます。アサリは水煮缶を、このスープ用で持ってきています。

  1. 余り物の野菜や具材をオイルで炒める
  2. 牛乳と水を1:1で入れて、コンソメで味付け
  3. ご飯を入れて温めれば完成!

朝ごはんはベーコンエッグトースト

朝ごはんは前回と同じく簡単に作れるトーストにしました。その写真は、撮り忘れました。前回のソロキャンプの記事に同じトーストの写真は載っているのでぜひこちらもご覧ください

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朝ごはんはなるべく簡単に作れるもので済ますことが多いです。

今回の献立とそのテーマ

今回は「鉄板焼きの時間」と「お酒を楽しむアヒージョの時間」の2部制で考えていました。まず鉄板焼きの方ですが、前回行ったソロキャンプと全く同じスタイルです。鉄板をあいだに挟むように向かい合って座ります。内容はそれぞれ用意する量が倍になるだけで単純かつ仕込みも簡単に済むので、2人なら鉄板焼きはありだなぁと思いました。

アヒージョの方になりますが、アヒージョに使ったオイルの再利用という点が重要でして。というのもこの献立シリーズを考えたきっかけがまさにこれなんです。キャンプ飯って一食ごとに考えていくのは楽ですが、流れで何品か作ることの方が多いじゃないですか。必要な食材をそれぞれ別で用意するのは予算的にもクーラーボックスの容量的にも現実的ではないですよね。アヒージョのオイル再利用というのは、キャンプ料理の流れを考える点で簡単かついい例になると思い今回考えてみました。先にも書いていますが、アヒージョ自体様々なバリエーションを楽しめる料理ですし、そのオイルの使い道も色々考えておくとキャンプ飯のレパートリーも増えて毎回楽しめると思うんです。今回のクラムチャウダー風スープリゾットはいかがでしたでしょうか。作ってみたいと思っていただけたなら幸いです。

今回仕込みが必要な食材と、持っていったもの

今回も仕込みは非常に簡単で、使う分をカットして袋に小分けにしておくだけになります。

  • 野菜焼き用野菜のカット
  • アヒージョ用の具材はひとまとめに袋に入れておく
  • スープゾット用の具材もひとまとめに

まとめ

というわけで今回は、2人でも鉄板焼き、夜はアヒージョという内容でした。鉄板焼きは下準備も簡単かつ焼くのも楽しめるので非常におすすめです。使う鉄板についてはソロでも2人でも使うことを想定した鉄板を買うといいでしょう。

【M.O.L】 極厚アウトドア鉄板 (4.5mm厚/取手&ヘラ付き/フチ有り)
4.4

ちょうどいい鉄板を探していましたが、僕にはベスト商品でした。サイズは15cm x 25cm とソロでも二人でもちょうどよく、もちろんフチ有(重要ポイント)。ハンドルとハンドル用の穴があるので、鉄板をへらでこするときは動かないよう抑えながらできます。おすすめです。


鉄板から発せられる熱でボンベが破裂するという「輻射熱」についてはみなさん知っておくといいと思います。僕はcolemanの508Aというバーナーを使っていますが、508Aと鉄板についてはこちらの記事を参考にしてください。

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それではまた次の記事もお楽しみに〜